2013年5月31日金曜日

Renzo Piano


    僕のハンガリーでのインプラントの土台を埋める治療はあっという間(10分くらい)に終わり一安心。痛みはないものの、一週間の飲酒禁止とあまり噛まなくても食べられる食事、数種類の飲み薬など生活を少し気を付けねければならない。痛みがないだけに少し辛い。明日午後にスロバキアの首都ブラチスラバ空港からローマへ戻ります。土台にカプセルが入るのは9月中になるとのことでした。

写真は以前朝美さんと行ったお庭の展示博覧会の様子。会場となったのはRenzo Pianoの設計した音楽公園で、展示は野外でした。3つのホールが建つ複合施設で地面はトラバーチンを敷き、屋根には鉛、外壁材には煉瓦を使用していて、どれも古代ローマから人々に親しまれてきた物を使用している。その土地の固有性を活かす発想に青年外山も共鳴しました





2013年5月30日木曜日

Loa de Sennes

       

昨年夏に僕も取材に同行したLoa de Sennes、その麓にあるリフッジョ・Pederu'。
崖の上の草地に西日が当たる頃、リフッジョには灯りが灯る。

    ペデルーのオーナーであるワルテルさんは、今回展覧会場となる納屋の所有者でもあり、昨年夏は彼の奥さんエリカさんのいれてくれたカップチーノをご馳走になってから、標高約2000mの地Fanesに向かい歩き始めたのだった。


一旦ローマを離れてハンガリーへ歯医者に来ました。ここでしっかり身体を休め、間近に
迫ってきた納屋での会場作りに備えたい。6月はあっという間にすぎてしまうだろう。




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2013年5月29日水曜日

Sennes の飛行場


 朝美さんがどんな彫刻を作っているか?気になっている方の為に先日撮影したSennesをアップしました。その山には一本の平たく岩の転がっていない場所がある。かつて軍の滑走路として作られたが結局使われることのなかった飛行場。今はそのわきに人の憩うリフッジョ(山小屋)がある。
 一体僕が何を手伝えるのか?疑問に思う方がいるかと思いますが、詳しくは秘密です。なぜなら純粋に作品を見るうえで必要のない事だからです。僕からの願いは作品をながめてもらう事です。
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2013年5月28日火曜日

Lago di Braies



  壁紙にも使用したLago di Braies(ラーゴ ディ ブライエス Lagoは湖のこと) でのお気に入りの写真は昨年八月にブライエス湖を取材した際に朝美さんが撮ってくれていたもの。
 湖に浮かぶかのようなこの小屋が今回展示するブロンズ作品の一つ。今はまだ蝋で、今後ボローニャの鋳造所で職人の手が加わりブロンズになってゆく。少しでもドロミテを想像しやすいように、You Tube で動画を探してみたので、お時間があれば見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=v6j6tzw5LFg&list=PL154F852F221996D8&index=45
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2013年5月27日月曜日

風見どりが出来るまで

  午後からヤドランさんの工場にて、鉄をいじる作業を行った。
昨年秋にに山形での展覧会「建築の中の彫刻」展で鉄彫刻を作った、那須さんが深く尊敬ヤドランさん。鉄を相手にする手首の骨が、その仕事量を物語る。重たいハンマーを振り下ろし風見どりが出来てきた。
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2013年5月26日日曜日

めがね


仕事人のナンニさんが僕の手にした日伊辞典を読むのに取り出した
眼鏡はレンズにひびが入っていた。
  箱ずくりや納屋の掃除の際に備え、朝美さんに作業用の眼鏡を買ってきてもらった。合板を切った際に出る木くずが目に入るととても痛み、仕事にならない時があるから、これで安心。
 夜、空が暗くなってから作品の撮影に取り掛かる。照明の位置、強弱、が作品の陰影に大きく影響する為、何枚もの内から一枚を選びとる。静かで広く暗いアトリエの中で唯一光を浴びる彫刻が、空間全体に緊張感を与える。ふと気がつくと0時を過ぎていた。Posted by Picasa

2013年5月25日土曜日

協力者・ヤドラン

 今日、鉄彫刻家のヤドランさんにトラックを出してもらい、作品の梱包の為の合板が届いた。
 ヤドランさんの作品は堅いはずの鉄を柔らかく表現している印象を受ける。この「HISHAKU」はその名の通り柄杓(ひしゃく)をモチーフにした、お庭の作品。
 ヤドランさんには、展覧会場である納屋の屋根に設置する風見どりでも、技術協力してもらう。ここ2・3日中には仕上がりそうだ。

 
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2013年5月23日木曜日

毎日前進!毎日更新

納屋の入口が観えてくるのは僕だけですか?
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 ブログで見ると二十歳でもう入れ歯のぼくが歯を治しにわざわざヨーロッパに来たように取られてしまったかもしれないけれど、違う違う!! 目的は「納屋での展覧会」ひと筋です。
 そうそう腰の重めな僕を奮い立たせ、自分の時間と労力を費やすほど、作家・加藤朝美さん主催のドロミテの101年目の納屋での展覧会は魅力的なんです!!そこに引きつけられ僕は再びローマに来たわけです。
 毎日残りの日数を確かめながら計画的に作業に取り組んでいます。ただ、そういつも順調には進んでくれず一難去ってまた一難と課題が次々に降ってくる。(それも貪欲さゆえに。)そのつど「どうすれば可能か?出来るのか?」を朝美さんと話し合い、お互いの想像力を重ね合い、ノートに図を書き、習作し、少しずつ前進していく。そうしているとローマに居ながらドロミテの納屋全体が観えてくる感覚が得られてくる。すると次に何が必要か?どんな配慮が必要か?が自然とわかってくる。
 
 今日から数えてちょうど6週間後の7月5日から始まる展覧会まで、どんなに忙しくても毎日更新しますので、お付き合いください。

2013年5月4日土曜日

国境の風力発電

写真をクリックすると拡大画像が見れます。
オーストリアとハンガリーの国境で目にした光景。
持続可能なエネルギーへの転換に取り組むオーストリアの地に驚くばかりでした。
日本のエネルギーよ、もう繰り返してはいけない。
一緒に歯医者に向かったドイツ人患者に、福島のことを英語で触れられたが、
英語で返すことが出来なかった。福島の事を気にするその人に僕から伝えられることが、伝えられないのは虚しかった。

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2013年5月2日木曜日

ブラチスラバ空港からウィーンを経由して歯医者のあるモションマジャールへ向かう道中
 ハンガリーに3泊4日で行って来ました。目的は3月上旬に抜いた奥歯にインプラントを埋め込むため。 その町は歯医者さんだらけで技術が良く、わざわざ飛行機代を出しても安いというのが魅力的。ヨーロッパ各地から歯を治しに来る人も多くいて、もし複数の歯の治療なら100万円単位でお得になる計算になります。また、飛行場へは歯医者のタクシーが送迎してくれるので安心。今回は手術の予定で行ったのですが、レントゲンで見るとまだ土台の骨が埋まりきっていなく、見積だけ頂いてローマに帰って来ました。制作作業を休んでしまった分、これから取り返さなくては(汗!)
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