2011年9月29日木曜日

秋晴れの石巻から

 世が3連休だった中ぼくは4連休でした。
そのうち2日間はミスチルの野外ライブに参加しました。と言っても、見る側ではなく食べ物を売る側としての参加でした。岐阜県の串原村にあるゴーバルhttp://gobar.jp/と言うハム屋さんがタコスやソーセージを出品し、その売り方として2日間働きました。やさしいミスチルファンが行列を作り、2日目にみごと完売しました。
ゴーバルは春から4回ほど石巻に来て炊き出しをしたり、歌のうまい兄ちゃん方のコンサートをしたりと被災地でも大活躍です。独特な空気を岐阜より運び宮城県に落とし、また去っていく。去った後に残るのが寂しさだけでないのも魅力的です。

連休を終えて、ぼくはパンがま計画をいったん放置しおちゃっ子パート2へ向け活動しています。9月ももう終わり・・・・・がんばろー

2011年9月21日水曜日

冠水注意

台風15号が接近し、石巻も20日から気温が20度まで下がり雨が降り続いています。地盤沈下し側溝に泥が溜まった市街地は冠水しています。今朝いつもの道でお茶っこに向かっていると、こんな光景が広がっていて恐ろしかったです。僕の運転していたマツダのデミオが、一番深いところに達したとき止まりそうでどきどきしました。

パン釜 計画中

目標や夢を叶えるには、まず絵に描くこと。
そんな話を聞いたことがあります。

お茶っこに石釜を作ろう!!先日スタッフのカブさんが突然提案した。そのときから僕もワクワクしてきて今からでも始めたいと思ったが台風15号が接近しているため、ひとまず完成予想図を描いてみた。パン釜・パン小屋はお茶っこの隣にある森ガーデンという場所に建築予定です。

もちつき

 日曜日はお茶っこで餅つきをした。
うすきねは地元の法音寺さんから借り、蒸し器は母校から借り武先生に山形から
送ってもらい、もち米は地元の農家さんから一兎分直接買い、味付けは大福、き
な粉、のり生姜、納豆、ずんだを用意した。ずんだの枝豆は以前おばあちゃんが
お土産に持たせてくれたやつを使った。1番好評だったのはのり生姜もちだった

 作り方は生姜を少しすり、醤油おかけのりをちぎり持ちをあえる。辛い時は水
でを少し加えるといい。
 今回は5升分のもち米をふかし、男性陣が4回に分けてつき、女性陣が成形や
ちぎり作業に回ってくれた。特に女性のお客さんは進んで台所に立って働いてく
れ、助けられたというよりも、ごちそうしてくれた、といった感じっでした。秋
刀魚に引き続き皆さんのおかげでうまくいった餅つき大会でした。

 「台所」で思い出しましたが、被災地での運動会でお母さんが辛いことは、手
作りのお弁当を用意してあげられないことだ、と以前聞きました。自宅に戻って
いるがキッチンが使えないという家もあるんですね。

古里へ

 先週の土曜日に徳さんに誘われ、女川町から少し離れた出島(いずしま)とい
う島に行ってきました。出島は震災後に仮設住宅も建てられたが、島を離れ避難
所生活をまだ続けている方や島を離れて仮設住宅で暮らし始めた方が多いといっ
た状況でした。
 あの日は島人のための運動会があり、徳さんはそこでかき氷をふるまうために
、朝から出島に行っていた。僕は南三陸に行った帰りで午後4時に女川の港を出港
する漁船で出島へ渡った。宮城に来て船に乗ったのは初めてで、小型の漁船から
の島や海岸の眺めは最高に奇麗だった。地盤沈下した船着き場は海の中にあり着
岸できないので、ボートくらいの船に乗り換えて出島に降り立った。そこから軽
トラの荷台に乗り、震災後廃校と化してしまった山の上の小中学校に着いた。
 そこには50名ほどの島人と数名のボランティアがいた。小中高生や僕と同い年
の男性も一緒になってサッカーをしたり野球をしたり、火を囲んで焼き肉をした
りと仲良く遊んでいた。久々の母校が本当に嬉しそうに、ぼくには見えた。
 夜になり花火が上がり、会が閉じ、そこからまた女川へ戻るため軽トラの荷台
に乗り港へ向かった。横に座っていた小学5年生のリョウくんが夜空を見上げ一言

     「うわ〜、ほしきれい。やっぱりいずしまだけだね」
 
 真っ暗な港に着き、真っ暗な女川港を目指しみんなで帰る。来た時と同じ船に20
分ほど揺られながら、海面を見ると小魚がちびちび飛び跳ねていた。
 僕が石巻に着いたのは午後9時くらいだった。

2011年9月17日土曜日

食欲の秋

残暑がきつい石巻ではありますがそろそろ秋の臭いがしてきました。
15日の夕方、お茶っこでのさんま祭りは来て下さった方々に本当に喜ばれました

 石巻の方と話していると、例年は「秋刀魚は買うものではなく貰うもん」とい
う話題をよく聞いていました。しかし、今年は秋刀魚が高く近年では十数円だっ
たのが、100円弱まで値上がりしていて、「買えない」という声を拾い企画、実行
しました。
当日は近隣のおじさんがたが率先して秋刀魚を炭火で焼いてくれました。試行錯
誤の上、生みだした手法は皮を剥がさないよう、小さな丸い網に秋刀魚2匹を挟み
網ごとひっくり返す方法でした。そこに、おろしと玉ねぎの千切りを乗せポン酢
をかけていただく、何とも最高の贅沢。メニューは秋刀魚の塩焼きのほかに、お
ちゃっこになる前に住んでいた、家主さんの中村さんがさばいてくれて作ったつ
みれ汁。是非皆さんも食べてみてはいかがでしょう
 
 

2011年9月15日木曜日

おちゃっこ運営基金

 おちゃっこ運営基金箱が設置されました。
 先週からランチを無料でお客さんに提供していて、無料に対する批判が被災したお客さんから出た。被災したからと言って震災以前の感覚で暮らしている方、タダで貰うことに慣れている方、仕事につけなくて一食分の食事代も節約したい方、値段がないためかえって多く払う方、いろんな立場のお客さんが、毎日20名弱来ています。
 無料・有料問題は今後も検討し続けなくてはならない課題の一つです。
ひとまず私たちがとった方法は払いたい人が払う、投げ銭式です。神社のさい銭箱をイメージして作りました。この収益はイベント費用にまわす計画です。
 ちなみに明日はさんま祭りです。


 菅校長先生が7日間で作り上げた、いしのまき環境ネットのお茶飲み場が今日完成しました。
パルシックに来ていた北大ボランティアも何度も参加している中、私は最終日の今日だけ仕上げ、掃除に参加しました。完成写真を掲載します。

2011年9月12日月曜日

今週の企画

 今週のおちゃっこ企画は日替わり野菜定食に、木曜日の'おちゃっこさんま祭
り'と日曜日の'集まれ餅つき大会'が予定されています。
 今日のランチメニューは野菜たっぷりミネストローネ定食でした。お客さんは14
名でスタッフが5名。非営利ではあるけれどこれじゃ採算が合わないので、3名で
おちゃっこ運営を可能にする工夫を北大ボランティアさんたちと考えています。
やっぱ、お客さんには受け身ではなく自主的にお手伝いをしてもらうよう促し、
参加型お茶のみ場にしていきたいと思っています。
 今はランチを無料で提供していますが、持続可能かつ建設的な工夫を摸索して
いこうといった状態のおちゃっこです。

2011年9月10日土曜日

母の里へ・・・

昨日、母の実家の宮城県栗原市若柳のおばあちゃんに会いに行った。
気仙沼市本吉に寄って石川さんのプロジェクトを拝見した後に、気仙沼市内の状況を見て午後三時くらいにおばあちゃんちに到着した。
相変わらず母の実家は田舎くさく、たまらなく落ち着いた。
お土産には実家から送られた黒豆大豆の種から育った枝豆と、4倍に大きくなったオクラ、ピカピカのナス、つるムラサキを持たせてくれた。その枝豆を今日湯がいておちゃっこのお客様用のA品と我々ようのB品に選別をした。B品のうちの一部はづんだ餅にしておちゃっこでふるまう予定になっている。
 最後になったが地震の被害はそれほどひどくなかったようですのでご心配なく。