2011年10月27日木曜日

おちゃっこ店長

本日の少年はおちゃっこ店長でした。
ランチメニュウーは・ごちゃ混ぜおかゆ
              ・とろろ昆布ねぎ味噌汁
                    ・ジャガイモと赴の煮物  でした。
ジャガイモは外山農場の新じゃがメークイン!また、ねぎは独立学園産使用!
おかゆ用白髪ねぎに挑戦したが苦戦。
本日のお客さんは19名。常連さん4名。環境ネットさん4名。ボラさん5名。大家さんの中村さん。
新人さん1名、ほか4名。
環境ネットさんとは連絡先を交換し合って別れを告げた。
「また来たときは声かけてね」と三浦さん(農家のおばちゃん)。いつも腰が軽くせっせと働きにこにこしている姿が印象的。芋煮会には有機農法で作った新米を提供してくれました!


  昨晩、湊のリフォームを終わらせ車に乗り込んだ19:30。吉巳さんからTELがあり11月上旬に手伝いの依頼を受け、奥さんの恵みさんからの伝言「最後に張り切りすぎて怪我や事故しないようにね」との忠告をありがたく受け取った。そう、いつも僕はそういうときに失敗するのだ。と、自分に言い聞かせたとたん、ギー 車のタイヤ付近をこすってしまった。ガックリ 
 体の怪我だけはしないよう気をつけようと反省。




最近のカトシュン

半年間、食事も宿舎も活動も一緒に生活をともにしてきた自称20歳のカトシュンが、先日初めて料理をしていました。その日の夕食のメニューはチャーハンでした。てっきり料理ができないのかと思っていましたが、実は料理がすきそうな様子でした。
おちゃっこ台所でフライパンを振るってチャーハン作成中のカトシュン。
おちゃっこ湊のリフォームが完成し、電気、ガス、水道も通り後は内装だけ。お部屋作りはカトシュンのデザインにまかせっきりで、本人は「畳の部屋だから旅館風にしたいな~」と言っていましたが、一体どうなっているのでしょうか?29日10時からオープンイベント+送別会を湊の方々とする(してくださる)ので、そのとき部屋に暖かさが満ちることを期待しています。
当日(29日)のプログラム in 湊4丁目「おちゃっこ湊」
10:00~ エゴ レモスさんのコンサート
11:00~ 面白おじさんのお話
12:00~ 持ち寄り昼食会
13:00~ tea time

2011年10月24日月曜日

無事到着

  21,22日と休暇をいただいたので20日の深夜に車を走らせ小国に到着した。記憶に任せて何度挑戦しても夜中の道は間違えてしまい、結局カーナビに頼るのである。まぁ、事故無く小国に到着できて一安心。その夜は武先生の家の前で車中泊。
 目が覚めると重松山の紅葉が車窓いっぱいに広がっていた。その日はまるまる学園で過ごし、夜は武家(コロバの家)に泊まった。


22日には独立学園東北ブロックの同窓会に出席するため吉巳さんと宮城県の茂庭へ行きました。さすが東北だけに会は「東日本大震災」の話題で持ちきり。まずは石巻専修大学で教授を務め、自身の自宅が全壊で被災した高崎先生のお話を拝聴しました。科学者としての客観的な洞察を震災前から震災後、これからといった時間の流れとともに話してくださいました。
夕食時は創立者:鈴木弼美が40年前に残した「経済成長は神の刑罰」という言葉が何度も行きかった。経済成長真っ只中で「日本は後に堕ちてゆく」と聖書から学び、そう発言した弼美先生は仲間たちからも笑われた。しかし彼の預言が次々に起こっていくのである。誰もが正しいと思っている中でも彼の真理に対する姿勢は何よりも勝っていた。
この日は温泉に入り旅館で泊まることができた。

23日に石巻に到着すると、実家からのジャガイモ、かぼちゃと小国のあい子さんからの手作りの冬物が箱いっぱいに届いていた。かぼちゃに関しては、早速おちゃっこで使われております。冬グッツには一枚一枚カードまで一緒につけて送ってくれていました。こんなかわいいのはしっかり配ろー!


残りの日々も一週間。やり残したことを最後までやって帰らなくちゃね。

おちゃっこ湊の工事中に西さんが3時のおやつにタイ焼きをごちそうしてくれました。


2011年10月20日木曜日

夕べの夕焼け、秋を感じさせます・・・・
日和大橋より。写真左の山は宮城と山形の境にある蔵王連邦。
テトラポットが崩れているのがわかります。
 今日はおちゃっこで芋煮会をしました。木曜の昼にも関わらず40名もの方々が着てくださいました。最近では厨房に立つおかあさんが増え、今日なんか調理に関してはまかせっきりになりました。そのおかげでおいしく頂くことができて主催者としては一安心。今回の芋煮会の費用は、カンパ制のおちゃっこ基金から出ましたが食材を持ってきてくれる方々も増え、特に年配の方々にとっては近づきやすい場所となっているように感じました。

そしてなんと芋煮に使用したのは、佐賀県の伊万里牛(古竹牛)!伊万里の古竹家の牛肉は数年前に日本一になったこともあるような高級牛肉です。(そんな牛肉を芋煮に使うことが本当に正解だったのでしょうか?)その牛肉は古竹さんからの提供で私も含め超大満足な昼食となりました。

また、環境ネットの三浦さんが有機農法で作った新米をご馳走してくださったり、ドラム缶釜で焼き芋や焼きりんごをしておいしくいただきました。味覚の秋まだまだ続きそうなので夕食は控えめにしております。

明日はいったん山形県の小国に戻り、あさって独立学園の東北地方の同窓会に参加してきます。

2011年10月18日火曜日

NEWおちゃっこ!

 4か所目のおちゃっこのリフォームが今日から着工しました。場所は付き合いの長い湊町のアパート一階部分で、住民の方々からの依頼によってリフォーム着工が決定しました。僕の石巻での最後の重要タスクを任され、これまでの集大成といえる作品になるよう気合を入れて取り掛かっています。
何といっても言い出しっぺの西さんには、大変お世話になったので恩返しができたらと思っています。西さんとは僕のことを「うちの孫の外山君」と地域の方々に言ってまわって、僕の紹介をこと細かく全部してくれるおしゃべりおばちゃん。「遠慮はしちゃダメ」ルールがあって、他者に尽くしたいというポリシーのある方で、とことん僕は遠慮せず尽くされてきました。
窓側(南)から見たリフォーム前の様子。状態としては悪くないといった印象ですな~

小部屋がトイレで手前が流し
オープンが今月29日の予定なので限られた時間を有効に使って落ち着く空間を提供して去りたいものですね~。しかし残念なことにそこも数ヵ月後には取り壊されることが決まっているのですが・・・・

本日夕方に、北大生ボランティアの活動報告会in北大教室をスカイプで拝見させていただきました。久々の再会がとっても懐かしく、また嬉しかったです。報告形式は一班から順に活動報告とその時の課題や考えたこと、工夫したことなどを班の代表者が前で話していました。3か月が30分に詰まったような振り返りは忘れていた過去の課題が今に生かされているだろうか?と考える種となりました。みなさまお疲れ様です、本当にありがとうございました。

2011年10月17日月曜日

織カフェ

僕が担当しているコミュニティーカフェは湊町にあるさおり織教室の休憩所をお借りして運営しています。教室内にはいくつもの糸巻きや先生の作品が並んでいます。ここも津波が2m弱入った場所ですが、6月下旬には再開していました。震災前の糸の数はこの棚の5倍もあったそうです。
その時の好きな色を自分のペースで織っていけるさおりを通してリフレッシュしてもらおう!というのが織カフェの魅力的なコンセプト。

おちゃっこスペースの見どころは巨大掘りごたつ!です。これから寒くなっていく東北の冬を暖めるのは、やっぱりこたつです!一つのテーブルを囲んで鍋をするのが夢なんです。
NPOオンザロードさんが来てくれました。イぇーい!

次々にオープン

 10月に入ってからお茶っこが2つ増えました。その内の一つがおちゃっこ鹿妻(かづま)です。オープンまでの担当がカトシュンだったので僕はここの様子を詳しく知りませんでしたが、ただいま「土と平和の祭典in東京」に参加して、いないのをいいことに今日遊びに行ってみました。                          

お茶っこ鹿妻のお隣は洋菓子のポニーという評判のいいお店があったそうです。
入口の上にあります看板らしきものは本日の私の作品です。あと、右はじの流し台もね。

右の少年はお母さんと連弾中
 中を開けると常時お茶っこお母さんが2名とピアノが2台と地域の方々がいて、緊張感が無い空間を作りだしていました。ドラえもんに出てくるジャイアンのような会長さんは出来上がった看板を見て「あんまりかっこ良くすると敷居が高くなて来なくなるぞ」と冗談を言っていた。(フムフムたしかに。)

2011年10月14日金曜日

あたりまえな余震

 石巻にいると普通でも他県に居る人にとっては驚かれるかもしれませんが、今
でもほぼ毎日余震が続いています。今日も2度ほど感じました。そのたびに一緒に
居る被災者は敏感に反応して、恐ろしいといって落ち着きが無くなります。他に
もヘリコプターの音を聞くと思いだして怖くなる方もいます。もう7ヶ月ですが、
まだ7カ月なのです。元気のいいおばちゃんも夕方になると辛くなる・・・・とか
、いかついおじさんも「1人になってほんと寂しくなっちまった」と話してくれ
ます。
 お茶っこはそんな本音を吐ける空間として利用者から愛されています。

2011年10月9日日曜日

ハピネスサロン浦屋敷


以前ブログで紹介した、菅校長が7日間でリフォームした浦屋敷の交流スペース「ハピネスサロン浦屋敷」で、つながる炊き出したいの美嘉さんが本日、お昼に水餃子を振舞っていました。とってもおいしい水餃子の前には、仮設住宅などで青空カフェを主催しているフォーラ夢http://forum11.blog.fc2.com/の美智子さんを講師に洗剤のいらないアクリルタワシ作りのワークショップもありました。
参加者は満足そうにご飯やおしゃべりを楽しんでいました。なかでも楽しそうだったのは主催側の美嘉さんでした(笑)

最近の風景

夕べ。瓦礫が片付けられ整地された宅地と、解体前の被災住宅。

朝、南三陸への道中。稲刈りが7割ほど(僕の印象)終わった田んぼ。田舎のほうに行くとこんな光景が広がっていました。

窯稼動!

お茶っこの前にある森ガーデン(森さん宅のあと地をご本人が毎日耕し花や野菜を作っているお庭)に設置した窯に早速、火をつけていると、またもや違うじいちゃんがよってきて薪を組み直し始めた。僕は火の番人はこの方が適任だと思い、任せることにした。釜の中には秋の幸、サツマイモがたくさん入っている。
いつも僕の破れたカッパやズボンを縫ってくれる一人暮らしのおばあちゃんを焼き芋に誘うと、喜んできてくれた。肌寒い風に当たりながらあったかいパルシックコーヒーを飲み、ほかほかで少し煙い焼き芋をいただく。森さんは「震災のおかげ!」といっておいしそうに食べていた。

窯完成!

 以前投稿したパン釜計画は当初のイメージをガラッと変えて作成し、完成しました。
固定してしまうと、もし使わなくなってしまった後の撤去が大変だと考え、組み立てand移動式パン釜になりました。といってもパンは焼いていないので焼けるかどうかわかりません。
 作成には「じいちゃんs」が、それどれの持ち味と協調性を生かし楽しんでくれました。次々にじいちゃんたちが集まりあっという間に完成!

狂い咲き

 石巻市内の貞山掘り脇を車で走っていると、桜が狂い咲きしていることに気づき、引き返して撮影。今年、1度目の桜は僕が宮城入りした、まさにその時だった。震災から一月が経ち瓦礫の中でも自然とそこに咲いていた。あたふたしている人間のそばでただ咲いている桜の不自然さが、こころに何かを問いかけた4月。
 自立支援とは?という問いの中で2ヶ月前の僕が出した「撤退」への決断。僕は10月をもってパルシックをやめ、寒い東北の冬を前に愛媛へ移動することが決まっている。
 
 

2011年10月6日木曜日

夜のドライブ

 今月11日オープンのお茶っ子2号店in鹿妻のトイレを設置し終わったのが午後7時。お茶っ子への帰り道、一人の車内から流れる光景を注意深く眺めてみた。
 真っ暗な被災地に唯一光を放つローソンがあった。ここのコンビニの昼食時の込み具合は、レジの前からジュースエリアまで行列ができるほどである。
 そのあと日より大橋を登り、頂上から見えるのが日本製紙工場。石巻の産業を支える悪魔城のような工場の煙突からまっすぐ天に登る水蒸気とそれを照らすオレンジ色の光。
 お茶っ子に到着し、寒さ対策のため今日つけたばかりのカーテンを引くと、カーテンレールはさびていて砂が落ち、目に入った。こんなところにもヘドロがたまっていたのか・・・・
 

2011年10月4日火曜日

本心を・・・

 朝、夕の気温が5度まで冷え込み、秋を感じる石巻であります。僕は元気ですので、皆様もお体に気をつけてください。

これまで弁当屋さんなどを一緒に建ててきた川崎師匠と昨晩電話で話しをした。いつも、ブログの更新を楽しみにしてくれている川崎さんに
「最近、投稿してないな~。それと、最近のブログ楽しくないぞ。最初のころの晶浩の感覚がなくなっているぞ」
と、率直に言われた。そう、そのことは僕も自覚している。ただ誤解しないでほしいのは、「感覚がなくなった。」のではない。その変化は「所属する」しているというところからきている。どこまでの主張が許されるのかがわからない。本心をつづる事のできない発信には面白みもなければ、意味もない。