2013年2月8日金曜日

ぶんどづる

水に浸した後、下処理を済ませたぶどうづるの皮を
同じ長さに揃え、編んでいく。まずは底を編み始める。
長いつるをぐるぐる編み、縦に立ち上げていき、口にはあけびのつるも使い厚くかたくしめる。
注意することはつるが乾燥すると割れてしまうので、力のかかる部分には霧吹きを吹きかける。


 6日水曜日に川﨑信君と蔓(つる)細工を習いに、川﨑家のある大石沢を更に上った上大石沢(胡桃平)集落に暮らす篠塚孝夫さんのもとへ行きました。
 まだ大石沢に除雪車が入らず、雪踏みをしていた半世紀前の雪に閉ざされた人々(主に男性)は、冬仕事として笠(かさ)や蓑(みの)桶や樽、草鞋(わらじ)や笊(ざる)といった生活必需品を作っていました。(女性は針仕事をしていたらしいです。)ゴムや石油製品が広まるにつれ需要が減っていく中で、技術の継承を目的とした勉強会を通して学び、蔓細工を実践する篠塚さんに、今回ぶどうづるの籠の編み方を教わりに行きました。

左は僕が作ったなた袋で、右は信君の籠。
この後水に濡らしバーナーで表面の粉やささくれを焼き処理する。
奥のかごは篠塚さんが愛用しているため、油けを持ちつやがある。
つやを出すには使い込むほかに方法はないらしい。
  
なたを持ち運ぶわけにもいかないので、
水につけ口を丸め水筒ケースにしリュックにつけました。  
8日山形を出発し、9日東京でのクラス会に出席します。12日には北海道帯広へ帰ります。

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