2011年10月17日月曜日

織カフェ

僕が担当しているコミュニティーカフェは湊町にあるさおり織教室の休憩所をお借りして運営しています。教室内にはいくつもの糸巻きや先生の作品が並んでいます。ここも津波が2m弱入った場所ですが、6月下旬には再開していました。震災前の糸の数はこの棚の5倍もあったそうです。
その時の好きな色を自分のペースで織っていけるさおりを通してリフレッシュしてもらおう!というのが織カフェの魅力的なコンセプト。

おちゃっこスペースの見どころは巨大掘りごたつ!です。これから寒くなっていく東北の冬を暖めるのは、やっぱりこたつです!一つのテーブルを囲んで鍋をするのが夢なんです。
NPOオンザロードさんが来てくれました。イぇーい!

次々にオープン

 10月に入ってからお茶っこが2つ増えました。その内の一つがおちゃっこ鹿妻(かづま)です。オープンまでの担当がカトシュンだったので僕はここの様子を詳しく知りませんでしたが、ただいま「土と平和の祭典in東京」に参加して、いないのをいいことに今日遊びに行ってみました。                          

お茶っこ鹿妻のお隣は洋菓子のポニーという評判のいいお店があったそうです。
入口の上にあります看板らしきものは本日の私の作品です。あと、右はじの流し台もね。

右の少年はお母さんと連弾中
 中を開けると常時お茶っこお母さんが2名とピアノが2台と地域の方々がいて、緊張感が無い空間を作りだしていました。ドラえもんに出てくるジャイアンのような会長さんは出来上がった看板を見て「あんまりかっこ良くすると敷居が高くなて来なくなるぞ」と冗談を言っていた。(フムフムたしかに。)

2011年10月14日金曜日

あたりまえな余震

 石巻にいると普通でも他県に居る人にとっては驚かれるかもしれませんが、今
でもほぼ毎日余震が続いています。今日も2度ほど感じました。そのたびに一緒に
居る被災者は敏感に反応して、恐ろしいといって落ち着きが無くなります。他に
もヘリコプターの音を聞くと思いだして怖くなる方もいます。もう7ヶ月ですが、
まだ7カ月なのです。元気のいいおばちゃんも夕方になると辛くなる・・・・とか
、いかついおじさんも「1人になってほんと寂しくなっちまった」と話してくれ
ます。
 お茶っこはそんな本音を吐ける空間として利用者から愛されています。

2011年10月9日日曜日

ハピネスサロン浦屋敷


以前ブログで紹介した、菅校長が7日間でリフォームした浦屋敷の交流スペース「ハピネスサロン浦屋敷」で、つながる炊き出したいの美嘉さんが本日、お昼に水餃子を振舞っていました。とってもおいしい水餃子の前には、仮設住宅などで青空カフェを主催しているフォーラ夢http://forum11.blog.fc2.com/の美智子さんを講師に洗剤のいらないアクリルタワシ作りのワークショップもありました。
参加者は満足そうにご飯やおしゃべりを楽しんでいました。なかでも楽しそうだったのは主催側の美嘉さんでした(笑)

最近の風景

夕べ。瓦礫が片付けられ整地された宅地と、解体前の被災住宅。

朝、南三陸への道中。稲刈りが7割ほど(僕の印象)終わった田んぼ。田舎のほうに行くとこんな光景が広がっていました。

窯稼動!

お茶っこの前にある森ガーデン(森さん宅のあと地をご本人が毎日耕し花や野菜を作っているお庭)に設置した窯に早速、火をつけていると、またもや違うじいちゃんがよってきて薪を組み直し始めた。僕は火の番人はこの方が適任だと思い、任せることにした。釜の中には秋の幸、サツマイモがたくさん入っている。
いつも僕の破れたカッパやズボンを縫ってくれる一人暮らしのおばあちゃんを焼き芋に誘うと、喜んできてくれた。肌寒い風に当たりながらあったかいパルシックコーヒーを飲み、ほかほかで少し煙い焼き芋をいただく。森さんは「震災のおかげ!」といっておいしそうに食べていた。

窯完成!

 以前投稿したパン釜計画は当初のイメージをガラッと変えて作成し、完成しました。
固定してしまうと、もし使わなくなってしまった後の撤去が大変だと考え、組み立てand移動式パン釜になりました。といってもパンは焼いていないので焼けるかどうかわかりません。
 作成には「じいちゃんs」が、それどれの持ち味と協調性を生かし楽しんでくれました。次々にじいちゃんたちが集まりあっという間に完成!