2012年9月8日土曜日

山上の待ち合わせⅡ 

投稿者 加藤朝美
セーネスからフォダーラ・ロッジにぼくらが到着。まだ外山くんは到着していなかった。予定通りだと午後4時なのに…と外のテーブルや中のカッフェを覗く。やはり無理だったんだろうか? 2週間前にイタリアに着いたばかりで、アトリエで仕事をしていたから、イタリア全体のことが判ってないんだよね、まだ。遠回りだけど電車で来てもらって駅まで迎えに行くべきだったんだ、と反省が続く。おまけにここのロッジだと携帯がつながらない。
遅い昼食を頼んで友達と雑談していると、「ブォン・ジョルノ~!」と甲高い声で外山君がロッジに入ってきた。小国町のサッカー・ユニホーム8番で元気に登場。まあ、よく来れたものだよね、ここまで。もう三人で抱き合って再会の喜び。外山くんもテンションが高く、説明の声も大きく明るい。

 コルチナ側で道を聞いたイタリア人から、軽装と時間的な遅さから登りを反対されたり、朝からクロワッサン2つしか食べていない空腹だったり、サンダルが壊れて・・・、でも彼はたどり着いた。何か筋肉番付のゴールインのような感激があった。誰が何と言おうと山形の山奥で育っているし、ヒッチハイクで九州まで行ける人だから、心配はしつつも最初から信じていたんだよね(…苦しい弁)。ロッジのキッチンは閉めてしまったけど、W卵焼きスモーク生ハムの大判を特別にこの笑顔の日本人に作ってくれた。
外山くんのサッカー友達でフォダーラ・ロッジの息子・マックス。ラディン語、伊語、独語をしゃべるマックスと、たった三言、四言の伊語しか話せない外山君でも、サッカーは長く出来るんですよね。

1 件のコメント:

  1. さとういずみ2012年9月8日 9:53

    外山さん、はじめまして。
    外山少年あらため外山青年、よくぞたどり着きました!!
    この待ち合わせは、上級編のAAAぐらいの難関。
    私は東京から勝手にはらはらしていました。
    良かったよかった。

    FROM:加藤夫妻には足を向けて寝れないほどお世話になった、さとういずみ

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