2011年12月17日土曜日

休養

16日
むかいさんのミカン捥ぎと出荷のお手伝いをしましたが、夜にかけて体がだるくなり18時には就寝。
僕が愛媛に来てから、ちょうどひと月が経って疲れが出たのでしょう。

17日
朝起きて、はっきりとした症状はなかったものの、まだだるさが残っていたため一日休養をとることにした。ばあばちゃんが僕のお世話をしてくれるので心強いが、こんな時一人はつらいな~と、ばあばちゃんの作ってくれるおかゆを食べながら、一人暮らしの心細さを想像していた。

午後は横になりながら、植村直己の「青春を山に賭けて」を熟読していた。明治大学山岳部だった植村氏が大学卒業後、アルプスの山にあこがれて無一文でアメリカに渡り渡航費を稼ぐためぶどう農園で働くが、移民調査官に捕らわれ、日本送還の危機に立たされる。しかし、ヨーロッパのアルプスへの憧れを必死で主張し、日本送還を逃れスイスに渡る。3年間スイスを拠点にヒマラヤのゴジュンバ・カン、アルプスのモン・ブラン、ケニアのキリマンジャロ、南米アンデス山脈のアコンカグアなどそのほとんどを単独登頂した、貧乏人のすご~いお話。
思いを強く持ち、求めるうちに協力者が見つかり、道が開けてゆく植村氏の経験に僕は自信を与えられた。今日一日横になりながらも夢を広げていた少年でありました。

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