2011年6月18日土曜日

東日本大震災から100日






















3月11日から今日で100日が経ち、現地の問題点も時間と共に変わり、いま住人を悩ましているのは汚物から湧き出るハエの問題です。昨日16:00ごろ、酪農学園大学の先生がハエ駆除のためペットボトルを仕掛け、本日11:00ごろに結果を見に行きました。ひとつは殺虫剤のスミチオンにジュースを混ぜた液と、もうひとつは通称気仙沼液(酢50CC+日本酒70CC+砂糖100g)で対象実験を行いました。結果は歴然気仙沼液の大勝利でした。

その後、酪農大7班も石巻を旅立って行きました。休みが入ったこともあり触れ合う時間が短かかったですが、蒔田先生はじめリーダーのみっちゃん、グリコ、前たくは初めからリラックスしていてその場を盛り上げてくれました。特に食事に関しては毎食力を入れていてとってもおいしし一週間となりました。ごちそうさまでした!







お昼には8班が到着して急いで法音寺の「慰霊と復興への祈りコンサート」の会場ヘルパーに参加しました。百か日の法要のあとに江口玲さんのピアノコンサートがあり、ひとつの区切りとして自分自身を省みると、被災者と支援者の関係でしか触れ合えて来なかったと思いました。「してあげる」だけでは長続きせず疲れてしまったので、「一緒に取り組む」といった個人と個人のつきあいで長く友達でいたいな~と言う感じに転換して再出発しようと思いました。この世に与えた外山晶浩をそのまま提供できたら、と願っています。
読者でもある相ケンさんがTVの中の言葉を引用して言っていた「2万5千人が亡くなった1件の事件ではなく、1人ひとりが亡くなった2万5千件の事件だ」という言葉に、それぞれの人生があり、それぞれのつながりがあったことを少しだけど具体的に想像することができました。
観光地化し始めているこの土地に立つ者として、それらの事実を覚え他者への心配りを忘れてはいけないと胸に刻む思いであります。

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